朝から10年以上前の書類を破棄した。
最近、事務所や自宅にあるものを少しずつ整理している。長く仕事をしていると、とにかく紙が増える。当時は必要だった書類でも、10年以上たてば役割を終えているものも多い。
一方で、何でも捨てればいいわけではない。
この日は事務所からペナントやジャージ、かき氷機なども運び出した。さらに高校時代のアルバムやサイン入りのジャージも自宅へ持って帰った。
書類は捨てられても、こういうものはなかなか捨てられない。
考えてみれば、残すか捨てるかの基準は「古いか新しいか」ではないのだと思う。
10年以上前の書類は処分できても、それより古いアルバムは残す。仕事に必要だったものでも役割を終えれば手放せるし、仕事には何の役にも立たないものでも、自分にとって意味があれば残したくなる。
この違いは面白い。
昼からは妻と待ち合わせて「キングダム」を観た。映画館にはたくさんの人が来ていた。人気のある作品は、やはり人を動かす力があるのだなと思いながら映画を楽しんだ。
そして帰宅後、今度はデジタルの整理である。
管理していた2つのドメイン別へ移管した。
最近はドメインやサーバーなど、長年積み重なって複雑になっていた環境も少しずつ整理している。
朝は10年以上前の紙を捨て、昼は事務所から荷物を運び、夜はドメインを移す。
こうして並べてみると、この日はずっと「整理」をしていたことになる。
会社を20年以上続けていると、積み上げることばかり考えてしまう。顧客が増え、サービスが増え、ドメインが増え、書類が増える。
しかし、増やしたものをそのまま抱えていると、いつの間にか管理すること自体が仕事になってしまう。
だから今は、増やすことと同じくらい減らすことも大事だと感じている。
ただし、全部を効率だけで判断する必要もない。
高校のアルバムや思い出のジャージまで「使わないから不要」と処分するつもりはない。
仕事では身軽にする。
でも、自分にとって大切なものは残す。
そんな整理の仕方でいいのだと思う。

