2時に起きた。
さすがに早いが、そのまま仕事を始めた。最初に取り組んだのは、Gemini Notebookを使った顧客マスタ作りである。
ところが、これがなかなかうまくいかない。
最初から指示を出しすぎたり、逆に曖昧だったりする。こちらの意図をAIに伝えること自体が、ひとつの仕事になっている。
AIは便利だが、何でも一発で思い通りになるわけではない。
むしろ使えば使うほど、「何をさせたいのか」を自分自身が整理できているかどうかが問われるように思う。
朝のうちに13記事を予約投稿し、ルーティンログから作った記事も2本公開した。
日中は普段とは違う仕事に出て、その後は南船場へ移動した。
今進めている事務所整理のため、不用品回収業者に見積もりをお願いした。
見積もりは15万円。
金額だけを見れば安くはない。しかし、全部まとめて処分してもらえるならありがたい。自分で一つずつ処分先を探し、運び、時間を使うことを考えると、15万円という数字の見え方も変わってくる。
夜には約800冊の買取にも来てもらった。
査定額は1万1000円弱。
単純計算すると1冊13円ほどである。
「そんなもんか」とも思うが、自分で800冊を売ろうとしたら大変である。撮影して、説明を書いて、出品して、売れたら梱包して発送する。
買い取る側から見れば、その面倒な部分を引き受けることが商売になる。
話を聞くと、Amazon、ヤフオク、メルカリなどで販売しているという。
面倒なこと、しんどいことを代わりにやる。
これは商売の基本なのかもしれない。
そして、この日の一番興味深かった話が夜の打ち合わせだった。
多舗分の商品別売上や会員属性などのデータを毎月受け取り、それを会社や各店長が活用できるAIダッシュボードにできないかという相談である。
特に印象に残ったのが、「20年間続いているフォーマットを、そのまま使い続けている」という話だった。
20年間続いているということは、それだけ完成された仕組みともいえる。
一方で、20年前には今のAIは存在しなかった。
だから、一度立ち止まって考えてみる価値はある。
今まで積み上げてきたものを否定するのではない。
長年蓄積してきたデータや仕組みを生かしながら、今の技術でもう一度組み直してみる。
AIの面白さは、まったく新しいものを作ることだけではない。
昔から当たり前に続けてきた仕事を、「これ、今なら違うやり方ができるんじゃないか」と見直すきっかけにもなる。
朝はAIへの指示に苦戦し、夜には20年間続く仕組みをAIで変えられないかという相談を受けた。
ずいぶん長い一日だったが、振り返るとAIとの付き合い方を考える一日でもあった。

