システム開発をしていると、「データが正しく保存されているか」「処理が正常に動いているか」をまず確認する。
もちろん、それは大事である。
しかし今日、MVPアプリへのフィードバックを通じて、それだけでは足りないことを改めて感じた。
音声から文字起こしした段階では曜日が正しく出ている。しかしAIが内容を整理した後の画面では、その曜日が西暦に変換されて表示されていた。
内部のデータを確認すると、必要な情報はきちんと入っている。システムとしては問題なく動いている。
開発側から見れば「データは入っているから大丈夫」と判断できる。
だが、使う側から見れば違う。
自分が話した曜日が画面から消えて、別の表現に変わっていたら、「ちゃんと認識されているのだろうか」と不安になる。
そこで気づいた。
「動作の正しさと、利用者の安心感は別物。両方を設計する。」
これは今後のMVP開発でも大切にしたい視点である。
夜、改めてデータを確認したうえで、AI要約時の曜日表示と担当者に関する部分を修正した。単に不具合を直したというより、利用者からどう見えるかという視点を一つ追加できたように思う。
今日はもう一つ、利用者側に立つことの大切さを感じる出来事があった。
仕事先へ向かう途中、以前から気になっていた店舗に立ち寄った。店内を見ると、独自の決済サービスを中心に買い物体験そのものが組み立てられていた。
広告で見て気になっていたので、その場で登録して実際に使ってみた。
登録はどう進むのか。どこで迷うのか。実際の店舗ではどう使うのか。
外からサービスを眺めているだけでは分からないことが、利用者になってみると見えてくる。
午後には別の会社を訪問し、業務システムへの追加要望を聞いた。
MVPへのフィードバック、店舗での決済体験、現場でのヒアリング。
振り返ると、今日は一日を通して「作る側だけの視点では分からない」ということを何度も経験した日だった。
システムが正しく動いていることは当然必要である。
しかし、その正しさが利用者にも伝わっているか。
これからはそこまで含めて、動作確認をしていきたい。

