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報連相を求めるより、現場の声を拾う。AIサービスの伝え方を考え直した夜

AIサービスの伝え方を考え直した夜

7月21日は、朝から南船場へ向かった。

午前中はミーティングトレースの長時間録音で発生するエラーの調査。40分を超える録音でエラーが起きるため対策を続けたが、結局この日は解決できなかった。

こういう日はある。

午後からもかなり時間を使ったが、今日中に直すところまではいかなかった。うまくいかないものを追いかけ続けるのも開発の一部である。

一方で、NTTに電話してWebビリングに4回線を統合した。細かなことだが、こういうバラバラになっているものを一つにまとめるとスッキリする。

SNSについても少し整理した。

橋物語のXは、投稿を続けても効果が見えにくく、その先の出口も設計できていないため、いったんやめることにした。続けること自体を目的にはしたくない。

そして、この日一番大きかったのは18時からのビルマネジメント会社との打ち合わせだった。

AIについて話をする中で、報連相革命も実際に使ってもらっていた。

そこで出てきた反応が興味深かった。

オフィスの中でスマートフォンに向かって話すのは、やはり少し照れくさい。そして、そもそも「書かない人は書かない」という話である。

こちらが便利だと思って作っていても、現場の人が自然に使えるとは限らない。

ChatGPTの音声対話も実際に聞いてもらった。

会話の呼吸や返しにはかなり驚いてもらえた一方で、このレベルの会話が報連相革命でもできると思われてしまった。

これも伝え方の問題である。

そんな中で、話の切り口を変えると反応が変わった。

「報告、連絡、相談をしてください」と言っても、やらない人はやらない。

しかし、社内の目安箱のような位置付けで、困ったことや愚痴、誰かに伝えておきたいことを音声で拾う仕組みなら使い道があるかもしれない、という話になった。

さらに最後に、

「仕事と移動の間で使うもの」

という説明をした。

現場で仕事をしている最中に報告するのではない。仕事が終わり、次の場所へ移動するまでのタイミングでスマートフォンに話しておく。

すると、その日の連絡をその場で終わらせることができる。

この使い方には共感してもらえた。

実際、相手も現場が終わればすぐスマートフォンにメモするという。

ここは大きな気付きだった。

機能だけを説明していても、サービスが使われる場面までは伝わらない。

「音声で報告できます」だけでは弱い。

どんな人が、どのタイミングで、何のために使うのか。

そこまで具体的に伝えて、初めて使うイメージが生まれるのだと思う。

報連相革命という名前だから、どうしても「報告・連絡・相談をさせる仕組み」として説明したくなる。

しかし、実際の現場では、それだけではないのかもしれない。

言いにくいこと、ちょっとした困りごと、忘れる前に残しておきたいこと。

そうした小さな声を拾う入口として考えると、この仕組みには別の可能性が見えてくる。

サービスを作る側が用途を決め切るのではなく、実際に使ってもらい、話を聞きながら「どこなら自然に使えるのか」を探していく。

MVPを作る意味は、こういうところにもあるのだと思う。

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