デザインツールとして進化を続けるCanva(キャンバ)。2025年に追加された新機能の中から、実用性の高い6つのアップデートを厳選して紹介します。
1. 図形素材が大幅パワーアップ【無料プランでもOK】
まず注目すべきは、図形素材の大幅な拡充です。
従来の基本図形に加えて、ハートや吹き出し、フローチャート用の抽象図形など、バリエーションが圧倒的に増えました。しかも、フチ(ストローク)や色を自由に変更できるため、イラスト素材では難しかった細かいカスタマイズが可能になっています。
さらに驚きなのが「AI図形生成機能」。
テキストでプロンプトを入力するだけで、オリジナルの図形を生成できます。
例えば「クロワッサン」「フレンチブルドッグのシルエット」といった具体的な形状を、一から作る手間なく入手可能。デザインの自由度が格段に上がりました。
2. Canvaコードがコピー可能に【開発者向け】
Canva AIで生成したゲームなどのコード(HTML等)が、そのままコピーできるようになりました。
活用シーン①:テキストエディタで直接編集
Visual Studio Codeなどにコードを貼り付けて、ゲームの裏側を細かくカスタマイズできます。
活用シーン②:ChatGPTと連携
コピーしたコードをChatGPTに貼り付けて、「このコードの意味を教えて」「背景色を変更して」といった依頼が可能。
コーディング知識がなくても編集しやすくなりました。
3. 動画にナレーション録音機能を追加
リール動画やショート動画の制作がさらに便利になりました。
Canva上で直接ナレーションを収録できる機能が追加され、別アプリで音声を録音してから取り込む手間が不要に。
「オーディオ」メニューから「ナレーションを収録」を選ぶだけで、録音がスタートします。
録音後はタイムライン上で音声の長さ調整、分割、削除などの編集も可能。
動画だけでなく、プレゼン資料への音声追加にも使えます。
4. ブランドキットへのアクセスが超便利に【Canva Pro】
よく使う色・フォント・ロゴを登録できるブランドキット機能が、より使いやすくなりました。
- ホーム画面左上の「作成」ボタンから直接「ブランドテンプレート」を選択可能
- デザイン編集画面上部の「デザイン」メニューからも適用できる
複数箇所からアクセスできるようになり、作業効率が大幅アップしています。
5. 一括作成機能が大幅強化【Canva Pro】
データとデザインを接続して複数のデザインを自動生成する「一括作成機能」が進化しました。
主なアップデート内容
- スプレッドシートのアップロードに対応:データ入力がより柔軟に
- 差し替え可能数が60個→150個に拡大:大量のデザイン生成が可能に
- 高度なオプション追加:各ページにスプレッドシートの列タイトルを基にした名前付け、保存先フォルダーの選択が可能
名刺や証明書、サムネイルなどの大量生成が格段に楽になりました。
6. 写真の光を調整できる「ライトラボ」【Canva Pro】
画像に照明エフェクトを追加できる新アプリ「ライトラボ」が登場しました。
プリセットから選ぶだけでなく、照明の色味・光を当てる位置・輝度・半径などを細かく調整可能。
写真の雰囲気を簡単に変えられるため、商品写真やポートレートの仕上げに重宝します。
まとめ
2025年のCanvaは、無料ユーザーからProユーザーまで幅広く恩恵を受けられるアップデートが満載です。
特にAI図形生成やナレーション録音機能は、デザイン作業の時短に直結します。
まだ試していない機能があれば、ぜひ一度触ってみてください。
デザインの可能性が確実に広がりますよ。
