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Meta AIグラス「Ray-Ban Display」登場:ポケットから顔へ、AIが日常に溶け込む時代へ

Meta Ray-Ban Display

2025年9月、Meta(旧Facebook)はアメリカで開催した開発者会議「Meta Connect 2025」で、最新のAIグラス「Meta Ray-Ban Display」を正式発表した。


マーク・ザッカーバーグCEOが基調講演で語ったのは「メガネは個人向け超知性(Super Intelligence)の理想的なフォームファクター」という言葉。スマートフォンのその先にあるコンピューティングの未来を、彼は“顔の上のデバイス”で描いてみせた。


目次

ディスプレイを搭載した「次のRay-Ban」

これまでの「Ray-Ban Meta」は音声操作や写真・動画撮影が中心だった。

だが新モデル「Meta Ray-Ban Display」は、フレーム内部に超小型ディスプレイを搭載することで、視界の中に情報を直接表示できる点が最大の特徴だ。

ナビゲーション、翻訳、通話、メッセージ表示といった操作を、音声や視線で直感的に行える。価格は799ドル(約11万8,000円)で、当面はアメリカ先行。

販売は店頭デモとレンズ調整を経てのみ行われる。2026年初頭からはカナダや欧州主要国でも展開予定だが、日本での発売日は未発表である。


“Display”モデルと“Orion”は別物

Metaが同時期に開発しているARグラス試作機「Orion」としばしば混同されるが、Ray-Ban Displayは「AIグラス」というカテゴリーに位置づけられる。

OrionがフルARを志向するのに対し、Displayは現実映像を妨げずに最小限の情報を重ね合わせる“アシスト型”である

ザッカーバーグ氏は「Orionは未来、Displayは今を体験させる」と語り、実用化の第一歩を示している。


Oakleyとの新展開「Meta Vanguard」

さらにMetaは、スポーツブランドOakleyと提携した「Oakley Meta Vanguard」も同時発表した。

アウトドアやフィットネスでの使用を想定し、軽量設計と耐衝撃性を強化。価格は499ドルで10月発売予定。AIフィードバックによる姿勢分析や走行ログなど、リアルタイムのトレーニングパートナーとしての役割も果たす。


ポストスマホは「顔の上」にやってくる

2025年はスマートグラス市場が再び活況を呈している。Snapの「Spectacles」新OSや、Amazonの配送スタッフ向けARグラスの事例など、各社が“AIで補助する日常”をテーマに次世代体験を競っている。

Metaのアプローチは、“人の目線から世界を再構成する”こと。スマホを取り出す動作そのものを不要にし、AIが視界内で人間の思考を拡張していく。それがMetaが考える「Face First Computing(顔先行型コンピューティング)」の思想だ。


まとめ:旅と仕事のパートナーへ

AIグラス時代の第一歩となる「Meta Ray-Ban Display」は、まだ黎明期とはいえ、すでに“撮る・話す・見る”を統合する次世代体験を実現しつつある。

ノマドワークや旅先での通訳、取材アシスト、ウェアラブルカメラなど、筆者のような移動型ワーカーには実用面でも強い魅力を放つデバイスだろう。

発売が日本に上陸する日、眼鏡越しの世界がどんなふうに拡張されるのか——その瞬間を心待ちにしたい。

1. 実際の使用&機能デモ

Dilmer Valecillos 「I Tested the Meta Ray-Ban Display for Weeks」
AI音声・写真・動画撮影・翻訳・ライブキャプション・ナビゲーション・EMGリストバンド操作など、Meta社員による本気のハンズオンレビュー。超細かい機能説明と実機映像も豊富です(全編英語ですが現地感あり)


Mrwhosetheboss「Meet the World's Most Advanced AI Glasses」
Meta Connect 2025公式デモ映像。マーク・ザッカーバーグが現場で直接プレゼン。リアルタイム翻訳や拡張現実機能の体験を重視した面白い内容。


2. テクノロジー深掘り・他社比較

The Verge「Meta Ray-Ban Display hands-on」
 画面表示の明るさ、屋外などの実際の視認性やバッテリー、使い方・社会的影響も考察。専門メディア目線の鋭いレビュー。


Tech Spurt「Meta Ray Ban Display, Oakley Vanguard & Gen 2」
スポーツ向けモデル「Oakley Vanguard」との比較含め、現物レビューとグラスの社会実装の未来を語る動画。


3. 試着&購入前チェック・ノウハウ

Meta Ray-Ban Display - Watch Before You Buy!(英語レビュー)
購入前に知っておきたいポイント、実際の使いやすさや注意事項が率直に語られています。

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