初期の頃、AIに本気で怒っていた
AI活用を始めた頃、私は本気でAIに腹を立てていた。
「あんたが言うてたことやん!頭ええはずやのになんですぐ忘れるんや!」
長時間の対話の末、AIが自分の発言を忘れてしまう。人間相手なら当然覚えているはずの内容を、平気で「知りません」と言ってのける。この理不尽さに、関西人の血が騒いだ。
AIの正直すぎる告白
ある日、この疑問を直接ぶつけてみた。
「なんで自分が言ったこと覚えてないねん?」
すると、AIは実にあっさりと白状した。
「申し訳ありません。私は自分の過去の発言を記憶していません」
人間なら言い訳の一つでもするところを、AIは驚くほど正直だった。この潔さに、怒りよりも興味が勝った。
AIの記憶システムの特性を理解する
AIとの付き合いが長くなるにつれ、その記憶システムの特性が見えてきた。
- 自分の発言より相手の発言を重視する
- 長時間の対話では初期の内容を忘れる
- システム的な制約があり、感情的な問題ではない
この理解が、怒りから活用術への転換点だった。
発見したAIメモリハック術
AIの特性を逆手に取った実用的な方法を編み出した。
重要な情報保存術
- AIの回答をコピーする
- 自分の発言として再送信する
- AIは「ユーザーの重要な発言」として記憶する
この方法で、長時間の対話でも重要な情報を忘れられずに済む。システムの盲点を活用した、実用的なライフハックだ。
怒りから理解、そして活用へ
最初は純粋に腹を立てていた。人間と同じような期待をしていたからだ。
しかし、AIの特性を理解することで、より効果的な活用法が見えてきた。感情的になるより、システムの特性を受け入れて工夫する方が建設的だった。
現在のAI4社契約の理由
今では4つのAIサービスを契約している。それぞれに特徴があり、用途によって使い分けている。
初期の怒りがあったからこそ、AIの個性や特性を深く理解できるようになった。「頭ええのに記憶悪い」という特徴も、今では愛嬌に感じられる。
AIとの理想的な関係性
AIとは、人間関係とは異なる付き合い方が必要だ。
- 完璧を期待しない
- 特性を理解して活用する
- 工夫次第で弱点をカバーできる
- 感情的にならず、システムとして捉える
関西弁で怒った日から始まったAI活用の旅は、今では欠かせないパートナーシップに発展している。
まとめ:AIとの正しい距離感
AIに怒った経験は、結果的に貴重な学びとなった。
人間のような期待をせず、でも工夫次第で人間以上の価値を引き出せる。そんな絶妙な距離感こそ、AI時代に必要なスキルなのかもしれない。
「あんたが言うてたことやん!」という怒りは、今では懐かしい思い出だ。